大会長ご挨拶
第50回日本体外循環技術医学会大会
大会長
丹木 義和
Yoshikazu Tangi
(東京医科大学八王子医療センター 臨床工学部)
このたび、「第50回日本体外循環技術医学会大会」を2025年10月12日(日)~13日(月)の2日間、東京国際フォーラムにて開催させて頂くこととなりました。第50回の節目の大会長を務めさせていただくことはとても光栄でありますとともに、大変身の引き締まる思いでおります。大会1日目には、7年ぶりに再開となるFAPS2025が、東京大学医学部附属病院 柏 公一氏主宰のもと併催されます。本大会参加登録されますとFAPS2025にも参加可能となっておりますので、是非ご参加いただけたらと思います。また、前日の10月11日(土)には、関連学会をはじめ関係の皆様をお招きし、50周年記念式典の開催も予定しております。
当会の50年の歴史を振り返ってみますと、前身の日本体外循環技術研究会が1976年2月に発足し、2005年10月に医学会へ会名変更、2011年4月には法人化され一般社団法人日本体外循環技術医学会(JaSECT: The Japanese Society of Extra-corporeal Technology in Medicine)となり現在に至っております。この第50回大会は、半世紀にわたるJaSECTの歴史の節目として未来に続く大会となります。現在、こうして私たちが体外循環に関わる活動ができるのも、研究会時代から諸先輩のご尽力ならびに企業様のご協力により築き上げてこられた土台・基盤があるからであり、それが現在の体外循環技術の提供へとつながってきていることに間違いありません。本大会はこれまでの50年に感謝の意と敬意を表するとともに、さらに50年先の発展を考える大会にできればと考えております。そのような意味も含め、大会テーマは「覧古考新」(らんここうしん)〜connect to the future〜 といたしました。「覧古考新」とは古きを覧(み)て、新しきを考えるという意味があります。副題のconnect to the futureには未来へつなぐという意味が込められています。「connect(つなぐ)」という言葉にはさまざまな意味や思いを含ませており、この50回大会を機に「時代をつなぎ」、「世代を超えて知識・技術・経験をつなぎ」、「国内外の関係学会とつなぎ」、そしてそれら全てをJaSECTの未来に繋げていく大会にしたいと考えております。
皆様と共に実り多き討議ができますよう、多くの皆様のご参加と演題のご応募を何卒よろしくお願い申し上げます。秋の三連休の開催となりご不便をお掛けすることもあるかと思いますが、大会での活発な討議と共に東京を楽しんでいただければ幸いです。関東甲信越地方会スタッフ一同、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。